函館本線貨物列車脱線事故による運休の影響を受けた際の実地レポート

8月17日、函館本線八雲~山越で土砂流出が流出し、
流木と衝突して貨物列車脱線事故が起きました。

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そのため、函館本線八雲~森は全面運休したほか、
長万部~八雲や森~函館の区間においても多数の列車が運休しました。

 

私は北海道&東日本パスを利用して南北海道を中心とした鉄道旅行をしていて、
17日は苫小牧から函館・青森方面に目指していましたが、
函館本線貨物列車脱線事故による運休の影響を受けることになりました。

→南北海道鉄道旅行記

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そこで、私は実際にどのようにしたのかをまとめました。

 

私は東室蘭発長万部行きの普通列車に乗っている途中で気が付きましたが、
そのときの事故の状況はよく分からなかったので、とりあえず長万部まで向かいました。

そして、長万部に11時53分に到着しました。

しかし、復旧に時間がかかるため、私が当初乗車する予定であった
13時28分発の砂原支線・鹿部経由函館行きの普通列車は運休になっていました。

そこで、JR北海道によるアナウンスがあり、長万部から函館に行く手段としては、
15時28分に出る臨時特急八雲行きに乗って、八雲~森は代行バスで移動し、
森~函館は臨時特急に乗ってくださいということでした。

 

そこで、気になったのは私が利用している北海道&東日本パスや、
みなさまもよく利用されている青春18きっぷで、
臨時特急や代行バスに乗れるかどうかでありましたが、
長万部~函館は特急券なしで乗車券のみでOKということで、
北海道&東日本パスや青春18きっぷのみの乗車も特例で認められることになりました。

このあたりの対応はJRによって、または状況によって
北海道&東日本パスや青春18きっぷ利用者は乗車が認められなかったり、
逆に特例で乗車を認められるケースがあるため、何とも言えませんが、
今回は特急券不要の北海道&東日本パスや青春18きっぷのみで乗車が認められました。

まあ、おそらくクレーム等の無用の混乱を避けるために
このような措置を取ったと推測できます。

短い区間ですが、北海道&東日本パスのみで臨時特急に乗ることになりました。

 

とりあえず、函館まで行く手段は目途は立ったものの
長万部に3時間待機をしなければならなく、またこの日は青森まで行く予定であるため、
普通列車では函館よりも先の接続列車に困るので、
今のうちに函館~青森は特急を使う決断をして、自由席特急券を購入しておきました。

なお、私が使っている北海道&東日本パスは、青春18きっぷと異なり、
函館~新青森の区間内は自由席特急券を購入すれば、
乗車券を別途購入しなくても特急に乗車することができます。

今回は北海道&東日本パスを利用してして良かったと思います。

 

時間はたっぷりあるので、徘徊したり、写真を撮ったりしていましたが、
旅客列車だけではなく貨物列車も先に進むことができず、
余儀なく待機をさせられていましたね。

冷凍物とかは大丈夫だったかな。

北海道発と北海道行きの郵便・貨物は1週間ぐらいの遅れが生じて、
大変なところもあったそうです。

 

時間になったので、案内されたホームに行ったら、
臨時特急の八雲行きとしてキハ283系が入線してきました。
この列車で八雲に向かいました。

かなり混んでいましたが、北海道&東日本パスのみで乗車できたことを考えれば、
キハ283系の走行を楽しむことができたので良かったと思います。

 

そして、八雲に到着しました。
ここから森までは代行バスとなります。

かなり混雑していたので代行バスは足りないのではないかと思いましたが、
15台ぐらい配車をしていていたため、全員代行バスに乗ることができました。

それにしても、お盆の忙しいときに
よく15台ぐらいものバスを手配することができましたね。

もしくは、利用者が多く、混雑しているお盆だからしっかりと対応しないと、
混乱が生じて収集が付かなくなるので、そうならないように力を尽くしたのかと思います。

もっとも、函館本線は北海道においては新幹線的な位置付けであるため、
非常時の際において、バス業者と何らかの提携を結んでいたのかもしれません。

 

代行バスのルートは、水色で示した国道5号線を進んでいったため、
赤い丸で示している貨物列車脱線事故の場所を通過したため、
少しだけですが、現場が見えましたね。

 

そして森駅に到着し、再び列車に乗り、函館に向かいました。
特急列車ということで大沼公園経由でした。

私が当初長万部から乗車する予定の列車は砂原支線・鹿部経由でしたので、
この区間の乗車はできなくなり残念でしたが、仕方がありません。

またいずれ乗りに旅行に行くと思います。

そして18時9分に函館に到着して、
すぐに18時19分発の特急『白鳥96号』新青森行きに乗り換えました。

案の定、私が乗っていた臨時特急から大量の客が乗り換えたため、
特急『白鳥96号』新青森行きは混雑していましたね。

でも何とか本日の目的地である青森に到着して、事なきを得ました。

 

一方、Uターンラッシュだったため、この日のうちに東京方面へ戻ろうとしていた人は、
残念ながら東京行きの新幹線は終了していたため、
函館や青森に用意された列車ホテルに宿泊することになりましたね。

あと、トワイライトエクスプレスや北斗星などの夜行列車は
札幌~函館の部分運休にし、函館始発にして、発車時刻を遅らせたうえで
運行するかたちになりました。

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